鼻唄ラプソディー
すこし肌寒い午後。
裏に住んでるオジさんが庭に出てるんだろう、窓を開けてるものだから、ウチまで“鼻唄”が聴こえる。きっと上機嫌なんだろうな。人の“鼻唄”は意外と滑稽なものだ。
鼻唄は意識して唄わない。気持ちがノリノリになったりすると、つい出てしまうモノらしい。私自身のソレはあまり出ないと思ってるが、もしかしたら「ふんふん」と唄ってるのかもしれない。無意識は怖いものである。
ところで今、ある仕事の同僚と疎遠化してる。別の同僚の文句や愚痴ばかり言うので、すこしばかり向こうの肩を持ったら、ヘソを曲げてしまった。全く大人げない。
実は彼もまた、鼻唄唄いだったりする。仕事中に機嫌が良いと、「ふんふん」と唄い出す。聴いてる方は気が散って仕事に集中できない。せっかくの鼻唄を自由に唄えないのは申し訳ないが、是非とも周りを見て…つまり、空気を読んで唄ってほしいものだ。
などと言えるはずもなく。これから一緒に仕事なんだけど、気が重い。
そうだ。鼻唄をこっそり撮り貯めて、まとめて動画にしてサイトにアップなんかすると「クスッ」と笑えるモノになるかもしれない。誰かやらないかな。
こうやって重い気持ちを、紛らわせる私って。