備忘録にっき。

わすれぬうち のこしておこう びぼうろく

空飛ぶ山岳救助隊

私はいま、自宅療養中。昨年末に脊椎の手術を受け、コルセット生活にようやく慣れた頃だ。
相変わらず暇をみつけてWEBで映画を観まくっている。そして久しぶりに「岳」の実写版を観た。

ヘリで救助する牧さん、ある人がモデルになっていると直ぐに判った。故・篠原秋彦氏だ。実写版では俳優の渡部篤郎さんが演じている。

入院中、WEBで山の本を読みあさった。山賊の話、遭難の話、そして救助隊の話…その中に表題の本があった。今でこそ県警ヘリでの救助が主流だが、それは東邦レスキューの篠原氏の功績、下積みがあったからこその話。

映画「岳」の中にも「えっ。ヘリじゃないのか」という救助要請した遭難者の台詞がある。簡単にヘリが飛ばせる、素人の考えだが、ヘリはタクシーではない。出動しても場所によっては引き返すこともある。
そんな中、故・篠原氏は、経験豊富で超人的な勘とテクニックを持ち合わせていた。正確にいうと指示を出していた。一般的に無理とされる現場でも、ほぼ救助できたという伝説の人だ。

以前に遭難を経験した私は、救助ヘリのお世話にはなっていない。が、救助の方々には本当にお世話になった。いまここに存在してるのは、救助隊の方々のお陰だ。
救助されるのは当たり前ではない。ましてや山の中で無事に救助されるのは、奇跡に近い。命の有り難さを感じる。

山は皆んなのもの。
登ってはいけない…ではなく、下調べを含めた知識と危機管理を行い、覚悟をもって愉しむべきだ。
万全を期して登っても、遭難はなくならない。その時は、「助けていただく」しかないだろう。けして奢らず謙虚に素直に、助けていただこう。

私はいまでも山が大好きだ。
山には人を惹きつける魅力がある。
だからこそ細心の注意を払い、続けていきたいと思う。

末筆ながら、篠原秋彦氏のご冥福をお祈りいたします。